[司法書士試験]答練の意義



答練(模試みたいなものです)の復習に長い時間を費やしていることに疑問を抱きつつ、なかなかその状況を脱することができずにいるので、整理してみようと思いました。

 

1.メリットを挙げてみた

(1)受験者集団の中の自分の客観的位置を知ることができる

成績全体のABC評価や、全体の中の順位を知ることができます。モチベーション管理のためにも重要なことだと思っています。

 

(2)自分の弱点を手っ取り早く知ることができる

他の受験生の多数ができているのに自分が間違えた問題は、自分の弱点である可能性が高いです。そういう問題には、成績表の中で※などのマークが付いています。

 

そういう問題は、常識的に知っていなければならない知識を自分が知らない、またはコツを押さえれば簡単に克服できるのに、取り組まずに放置してきた、など何らかの対応が必要な場合が多いです。

 

そういう問題を手間無く確認できるのは大きなメリットだと考えます。

 

(3)本番の練習ができる

これは特に午後科目の時間配分の練習ができることの意義が大きいです。午後科目は択一35問と書式2問を併せて3時間で解きますが、事前にペース配分を考え、戦略をもって取り組むべきと思っています。

 

その練習がしっかりできるのは、答練を受ける大きなメリットの一つです。公開模試程度の頻度では、いろいろ挑戦してみることが難しいでしょう。

 

(4)書式問題の訓練になる

択一の知識が完成していないうちは、なかなか書式だけの勉強時間も確保していくことは難しいですが、 少なくとも2週間に1回は強制的に書式問題に触れることは、勘を鈍らせないためにも意義のあることだと思っています。

 

2.新たな知識の吸収には向かない

(1)答練の問題はストックでなくフロー

そもそも答練の問題というのは、基本的にはストックよりフローの性質が強いものだと思うのです。

 

司法書士試験の受験生なら、みな過去問は解いていますから、過去問と同じ肢ばかりで問題を作ると、正答率が高くなり過ぎてしまい、成績がばらけません。

 

過去問からアレンジをしたり、多くの受験生が知らない知識を混ぜ込んだりして、成績がばらけるように誘導されているとも言えます。

 

成績の信頼性という意味では必要なことですが、知識を仕入れるという意味で答練の問題が最適ではない、と考える理由はここにあります。

 

また、受験生としても次から次へと目の前に現れる答練の問題を追い続けることは疲れます。

 

(2)1000の曖昧な知識より100の確実な知識の方が重要

また、「1000の曖昧な知識より100の確実な知識の方が重要だ」というようなことをLECの海野講師が言っていたのですが、私もこれに賛同します。

 

司法書士試験では「この話、見たことあるんだけど、どっちだったかなー」レベルの記憶では解けない問題がほとんどです。

逆に見たことあるレベルで解ける問題は、他の受験生も解ける問題ということです。

 

これに対応していくには、過去問を繰り返し解き、まずアンカー(錨)となる知識を定着させていくのが一番の近道、ということになります。

その用途には、答練の問題は不向きではないかと思います。

 

3.メリットを享受しつつ、時間をかけ過ぎないバランスを探る

(1)全てを確認することはあきらめる

どうしても確認したい肢だけに、解く時に印を付けておきます。私の場合は「カ」と書いています(確認の意)。

 

復習時にはその肢と間違った肢だけを確認し、他はばっさり見ないことにします。

 

全体に目を通したい、という誘惑は強いものがあります。解説に自分が知らないことが書いてあるんじゃないのか、と。

でも、それは効率が悪い作業への誘惑であり、自己満足に終わることが多いと思っています。

 

(2)受験直後の復習をあきらめる

これは案としては考えたのですが、実践はまだしていません。

 

受験の約2週間後に成績が出ます。その際に、正答率が高いのに自分が間違えた問題に※印が付いているので、それだけをその時に解き直してみることにする。それでもやはり解けなければ復習をする。

 

答練がある時期は、毎週毎週問題をこなすだけで精一杯になります。流れていく問題の中から自分に必要な問題をピックアップしてストックしていくのは、手間もテクニックも必要です。

 

その一方、※が付いている問題は統計的に自分の弱点である可能性がとても高い問題なので、それだけを拾うのは簡単です。

 

これまでは、受験直後の方が、記憶が新鮮で効率が良い気がして、復習は答練受験直後にやってきました。

でもあえて2週間の間を空けた方が「やはり2週間後でも間違えたのだから、何かの間違いではない」ということがはっきりして良いのかな、とも思うのです。

 

もしこれを実践している方がいたら、感想を教えてください。

 

(3)解説講義は聴かない

WセミナーでもLECでも、解説講義があります。過去には聴いたり聴かなかったりしていたのですが、今年はもう聴かない方針にしました。

 

例えばLECだと2時間の解説講義があります。これは問題ごとの区切りがなく、全体を聴く前提で作られています。

 

そうすると「すんなり解けたので解説を聞く必要が無い問題」についても、聴くような形になってしまいます。システムの造りとして、問題ごとにピックアップして聴けるような造りにはなっていないのです。ストレスです。

 

[この記事の執筆にかかった時間 57分]

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